腰痛に対する日常生活の予防と、マットレスと腰痛の関係について
ゆりかごの今藤です。
今回は、腰痛に対する日常生活の予防と、マットレス・敷き布団が腰痛に与える影響についてご紹介していきたいと思います。
寝具を販売していてお客様から聞くお悩みで2番目に多いのが腰痛です。1番多いのは肩こりですが、辛さで言えば腰痛の方が圧倒的にきつい。朝起き上がることができないほどの痛みがあるという方もいます。
腰は文字通り要(かなめ)です。ここを悪くしてしまうと生活に支障をきたします。悪くならないと意識はしにくいと思いますが、一度なってしまうと改善が難しいので日常生活で自分の生活スタイルを意識しておいた方がいいと思います。
私自身はスポーツで首と腰を痛めました。首に関しては練習中、「ビキッ!」という電気信号が走り、原因不明に首が1年間動かなくなりました。少しでも動かすと激しい痛みが走る。病院にいってもレントゲンには異常がないので、治療はできず首のコルセットと痛み止めをもらっただけ。腰の時も同様です。こんなに痛いのに安静にするしかないのかと恐怖を覚えました。
20歳前後で学生だったので日常の生活で改善することができましたが、年齢を重ねるごとに難しくなってきますよね。
首や腰は基本的に治療はできず、日常の生活で予防・改善するしかありません。(※手術してボルトで固定するとかは別にして)
体重の重さを支えながら稼働する部分(首・腰・膝)は、常に負荷がかかっており痛めやすいのです。
まず、日常生活での予防方法について書いておきます。
日常生活で気をつけておくべきポイント
①急な負荷を避ける。
②体を冷やさない、温める
③常に姿勢を整える
①急な負荷を避ける。
いきなり重い荷物を持ってぎっくり腰になったという方は多くいらっしゃいます。急に腰への負荷をかけてしまうことで靭帯の断裂を起こします。負荷のかかる動作が必要な場合は、面倒かもしれませんが、ストレッチで体を伸ばしてから作業するようにしましょう。
②体を冷やさない、温める。
体が冷えて筋肉が硬直してる状態に負荷がかかることが危険です。むちうち等も体が冷えて硬直してるところに衝撃を受けることでなります。逆に温泉などで体が温まった状態で、筋肉が緩和状態であれば負荷を直接受け止めずに逃がしてくれるので体にかかる負荷が軽減します。赤ちゃんは体温が高く筋肉が柔らかいので怪我をしにくいのです。年齢を重ねる毎に体が冷えてくるので負荷をダイレクトに受けやすい。常日頃から体を温める食事・生活を心がけることが重要です。
③常に姿勢を整えることを意識する。
体のバランスが整っている状態と、体のバランスが崩れている状態では日常生活の負荷のかかり方が違います。一般的に猫背の人とそうでない人では首に4倍の負荷がかかると言われています。当然腰痛にもなりやすい。整体・マッサージも必要かもしれませんが、パソコン作業やスマホで乱れた状態で生活してる方が多いので、普段の姿勢から見直すことが必要です。
マットレスと腰痛の関係について
朝起きたときに腰が痛いと感じた経験は誰でもあるかと思います。
本来寝ている間に疲労を回復させなければならないのですが、マットレスによって逆に体に負担がかかっているということです。
今使用してるベッドで下記のような状態になっていませんか?
これはマットレスの硬さもそうですが、体格の違いによってもマットレスに対する体の沈み込み方は大きくことなるので、自分にあったマットレスを選ぶことがポイントです。
【やわらかすぎる場合】今の時点で柔らかすぎてお尻が沈み込みすぎて「くの字」のような姿勢になってないか。
【かたすぎる場合】寝たときに腰に隙間ができていませんか?とくに女性の方が腰とお尻の高低差が大きいので隙間ができやすくなります。睡眠時に腰に負荷をかけてしまう原因です。
理想的な寝姿勢は、自然に立った姿勢のまま全身をぴったりフィットさせて、負担を最大限軽減してくれるマットレスが理想になります。
日常生活や朝、腰に負担を感じているようでしたらぜひ参考にしてみてください。